解説:アンタップとタップ

(アンタップとタップ状態のカード)

はじめに

初めての方には聞きなれない言葉だと思われます。

「アンタップ」と「タップ」

これはデュエマにおける専門用語で、カードの状態を表す、またはカードの向きを変更する言葉です。
それでは詳細を見ていきましょう。

解説

アンタップとタップは、バトルゾーンとマナゾーンにあるカードにのみ設定される状態または行われる動作です。
(シールド/山札/墓地/超次元ゾーンにあるカードはこの概念自体を持ちません)

これは大変重要な概念ですので、しっかり理解をしてゲームに臨みたいですね。
それでは下記からその詳細になります。

アンタップ状態

(デュエマではカードの向きが重要)
アンタップ状態とはカードが縦向きに置かれている状態を指す言葉です。
上記写真の左になります。

基本的にアンタップ状態のカードは「未使用」「まだ仕事をしていない」というような状態を指します。
攻撃が出来るのはバトルゾーンにあるアンタップ状態のクリーチャーだけですし、マナを生み出すのもマナゾーンにあるアンタップ状態のカードだけです。
(例外的に「タップ状態でしか仕事をしないクリーチャー」もいます)

「アンタップ状態」と言わず単に「アンタップ」と言われる場合もあります。

タップ状態

(カードの向きでバトルの行方が激変する)
タップ状態とはカードが横向きに置かれている状態を指す言葉です。
上記写真の右になります。

基本的にタップ状態のカードは「使用済」「仕事が終えた」というような状態を指します。
バトルゾーンにあるクリーチャーは攻撃を行うとカードを横向き(タップ)にされますし、召喚や詠唱する時にマナを生み出したカードも横向きにされます。

「タップ状態」と言わず単に「タップ」と言われる場合もあります。

アンタップ(操作)

ここまでカードの向きについて述べましたが、
ここからはカードの「操作」のお話になります。

既に上記した「アンタップ状態」ですがこれは「状態」の名の通り、カードの向きを表している言葉にすぎません。
対して「アンタップ」とは、横向き(タップ状態)のカードを縦向き(アンタップ状態)に「向きを変更する操作」を表します。

また「アンタップ状態のカードをアンタップすることは出来ない」という点にご注意ください。
元々縦向き状態のカードを縦向きに直すことは出来ません。
カードの向きを変更する操作を伴って初めて「アンタップ」となります。
あまりこの点が問題になることはないのですが、時折これが大事な場合があります。
ご記憶の端の方に留めておいてくださるといざという時に円滑なプレイが行えるでしょう。

一般的に「アンタップ」、または「アンタップする」と呼ばれます。

タップ(操作)

「タップ」とは、縦向き(アンタップ状態)のカードを横向き(タップ状態)に「向きを変更する操作」を表します。
これは上記の「アンタップ(操作)」の逆の動作という事になります。

同様に「タップ状態のカードをタップすることは出来ない」という点にもご注意ください。
あくまで向きを変更する操作が必要なのです。

タップとアンタップの操作について

タップやアンタップを行う際は、その状態が明確に分かるように、きっちりとカードを水平/垂直方向ないしその誤差の範囲内に向けなおしてください。
あとで見て、どれがタップされたカードでどれがアンタップ状態のカードなのか分からないような事態にならないように気を付けてください。
それはゲーム上、大変なトラブルになります。


用語の使用例

カードをアンタップする

これは「操作」を指します。
タップ状態のカードをアンタップ状態に向きを直します。

カードをアンタップ

これは「操作」を指します。
「アンタップする」の「する」の部分は略されることが多々あります。

アンタップのカード

これは「状態」を指します。
ここでの「アンタップ」は文脈からも見て取れる通り形容詞です。
アンタップ状態のカード。

タップ状態のクリーチャー

これは「状態」といっているのでもちろん「状態」を指します。
「タップのクリーチャー」と言っても問題はありませんが、私は混同を避けるために、

【タップ済の/タップされている/タップ状態の】クリーチャー

のいずれかで表現しています。

攻撃する時に相手クリーチャー1体をタップ

これは「操作」を指します。
こういう相手クリーチャーをタップさせる能力を持っているカードがいくつか存在します。

最後に

長々と述べましたがとどのつまり、

縦向きがアンタップ状態
横向きがタップ状態
横向きのカードを縦向きにする操作をアンタップ
縦向きのカードを横向きにする操作をタップ

というだけの事なのです。
繰り返しになりますが、これは大事な事なのでしっかりと身につけていきたいですね。



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