《シャコガイル》のEXウィンを吹っ飛ばせ!【対策講座】

 

《シャコガイル》詳細!

名前 :水上第九院 シャコガイル(すいじょうだいきゅういん しゃこがいる)
タイプ:クリーチャー
文明 :水
パワー:13000
コスト:9
種族 :ムートピア
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加え、シャッフルする。
■相手のターンのはじめに、カードを5枚引き、その後、自分の手札を3枚捨てる。
■自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ。


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猛威を奮う《水上第九院 シャコガイル》!!
今回はその対策をいくつか紹介するぞ!!
また、対策になりそうで実は全く効果が無いカードもいくつか紹介だ!

九十九型シャコガイル


各プレイヤーは、すべてのクリーチャーを自身のマナゾーンからバトルゾーンに出す。これらのクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する。(マッハファイターなどの、そのターンの間働く能力は無視されない)
シャコガイルをマナゾーンに最大4体埋め込み、呪文《轟破天九十九語》で一気にバトルゾーンに出していくタイプだ。


このタイプにはこの《洗脳センノー》がオススメ!
これを出していればたとえ相手が《轟破天九十九語》を唱えても、相手はクリーチャーを一切出せない!(自分はクリーチャーを全て出せる)

ただ、コスト3、パワー4000のクリーチャーなので、簡単に呪文や登場時効果でやられてしまう!


そんな時はこのクロスギア《ペトリアル・フレーム》で守ってあげることも考えよう!
これをクロスしたクリーチャーは相手の呪文や登場時能力で選択できなくなるから物凄くやられにくくなるんだ!
けどマッハファイターと全体除去だけは防ぎようがないから注意ね!

マッハファイターや全体除去からも守りたい場合はこれ!


ウルトラ・セイバーを持っている《おしゃかなクン》!
自分のジョーカーズがバトルゾーンを離れる時に身代わりになってくれるんだ!

相手が全体除去をやってきても大丈夫!
ここでちょっと全体除去のテクニックを紹介!

例えばバトルゾーンに自分の、
・《洗脳センノー》
・《おしゃかなクン》
がいる時に、「相手のパワー5000以下を全て破壊!」という効果を使われた場合、全体除去を食らったプレイヤーは自分で順番に1体ずつ(全体除去は同時に破壊しない、1体ずつ順番に処理していくよ)破壊させていくんだけど、この時まず最初に《洗脳センノー》を破壊する。

この時にウルトラ・セイバーを持っている《おしゃかなクン》を身代わりにすることで、《洗脳センノー》は全体除去から生き延びることが出来るんだ!
このあと、本来は《おしゃかなクン》もパワー5000以下だから破壊しないとダメなんだけど、先に《洗脳センノー》の身代わりでやられちゃってるから処理できず、スキップすることになるよ!

全体除去は処理するクリーチャーの順番がすごく大事だね。

あと《おしゃかなクン》はウルトラ・セイバーだから、破壊、山札送り、シールド送り、手札戻し、マナ送り。
それがジョーカーズクリーチャーであればなんでも犠牲になって守ってくれるよ!

コスト2とは思えない高性能クリーチャーだから実はオススメの1枚なんだ!
(封印を付けられた場合は、ゾーン移動を伴わないからウルトラ・セイバーは使えない)

ただし!
置換効果を伴うゾーン移動は置き換えの連鎖になるから適用できないことに注意!
ウルトラ・セイバーは置換効果ってことを忘れないでね!
(置き換え効果についてはこの記事の下の方に解説あるよ!大事だからぜひ読んでね!)

ゲイルナハト型シャコガイル


《天風のゲイル・ヴェスパー》のコスト軽減と《ジーク・ナハトファルター》のマナブーストを使って、非ジョーに小さいコストでクリーチャーを次々と出していき(そのなかでシャコガイルも出す、大抵1体のみ)、山札を5枚以下にしてターンエンド。
そして相手ターンの初めに問答無用でEXウィンを狙う戦法だ!!

このゲイルナハト型は基本的に「召喚」しか使ってこないから《洗脳センノー》はまったく活躍できないぞ!
(センノーが止めるのは「召喚以外」のみ)

これに対しては早いターンに《ゲイル・ヴェスパー》を出させないようにするのがまず第1歩!
なのでここは、


相手がマナゾーンのカード枚数より大きいコストを持つクリーチャーを出したら、それを山札の下に送り返すこの《奇石 ミクセル》がオススメ!
これによって早期の《天風のゲイル・ヴェスパー》の召喚を防ぐんだ!

ただしこのゲイルナハト型は呪文や登場時能力で《ミクセル》をマナ送りにしたり、マッハファイターで攻撃をしてくるから過信は禁物!
やられた時の為にミクセルを2体だしておくのも有効だね!
2マナで出せるから結構余裕!


《奇石 ミクセル》よりもさらに強力なのがこの《獣軍隊 ヤドック》!
《ミクセル》の場合はクリーチャーに登場時効果を使われた後に、そのクリーチャーを山札送りに送るんだけどこの《ヤドック》の場合は、登場時時能力も使わせずにそのクリーチャーをマナゾーンに送り込んでしまうことが出来るんだ!
ただしコストが4マナ・・・・
強いぶん重いね!

これが対シャコの秘策だ!


D2フィールド《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》!
これが対シャコガイルの秘策だ!

これは相手が《シャコガイル》でEXウィンを決める最後のターン(こちらのターン)のはじめに、この《マッド・デッド・ウッド》のD(デンジャラス)スイッチを起動して、自分を含む全てのクリーチャーを山札の下に送り込んでEXウィン条件を達成出来ないようにする能力を持っているぞ!

実際にDスイッチを使うと、
  1. Dスイッチオンで全てのクリーチャーが山札の下へ
  2. さらにDスイッチの効果、墓地から進化ではないクリーチャーを全て出す(相手も自分も)
  3. Dスイッチを使った側(ターンプレイヤー)は、墓地から出したクリーチャーの登場時能力を解決する
  4. 非ターンプレイヤーは、墓地から出したクリーチャーの登場時能力と山札に送られたシャコガイルのカードドロー能力を好きな順番で解決する
という流れになり相手はEXウィンは勿論できず、下手すれば普通にライブラリアウトで自爆する可能性もあるんだ!

何故そうなるのか?
これは、
・このD2スイッチで《シャコガイル》は山札に送られる
・その瞬間に相手は《シャコガイル》のEXウィン能力を失う
・既に《シャコガイル》でトリガーしていたカードドロー能力でカードを引く
・山札がなくなり無事死亡
という感じだ!
常在型能力
バトルゾーンを離れた瞬間に効力を失う
トリガー型能力
一度トリガーすれば本体が居なくなっても処理できる
実は《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》は「九十九型」でも有効な対策だ。
「九十九型」は《シャコガイル》を一気に4体出してくることもあるから、その場合は4体×5枚=20枚引かなければならない。これは強制だ。
Dスイッチで《シャコガイル》がいなくなりEXウィン出来なくなっている時に20枚も引くのはほぼ自爆ライブラリアウトになるぞ!
(その対策で墓地に1枚落としておくテクニックがあるんだけどね)

この《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》。
コストが7のD2フィールドだから撤去されにくさは折り紙付き!
これは非常に良い点だね!

S・トリガーを持っているからそれを有効利用できるのもポイント!
それにはこの、


《アクア・スーパーエメラル》で《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》をシールドに仕込んで、


《暴発秘宝ベンゾ》で自分で自分のシールドを手札に加える時にそのS・トリガーも使えるという能力を駆使するんだ!
これを使えば4ターン目に《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》を展開できるぞ!

シャコガイルでEXウィンを狙うデッキは基本的にシールドブレイクをしてこないから自分で暴発させよう!

勝てないし、負けない?


《傲慢の悪魔龍 スペルビア》は超面白い!
自分はゲームに勝てず、相手はゲームに負けない。
こんな何だかよくわからない能力を持っているT・ブレイカー、パワー15000のクリーチャーだ!
実はコレ、《シャコガイル》対策になるぞ!

この部分が重要。
”相手はゲームに負けない”
これは普通に使うと、ちょっと何言ってるのかわからない能力なんだけど対シャコガイルでは話は別。

このクリーチャーがバトルゾーンにいると相手は一切負けなくなってしまうから、《シャコガイル》の「ライブラリアウトで負ける時に・・・」のきっかけとなる「負け」そのものを発生させなくしてしまうんだ!
発生しないイベントは置換える事ができないから、結果シャコガイルはEXウィンできず、山札が空っぽのままゲームは続行される!

その状況(相手の山札が空っぽ)になったら、


《堕魔 ドゥポイズ》なんかを召喚して自分で自分の《傲慢の悪魔龍 スペルビア》を破壊しよう!
そうしたら不思議!
「相手は負けない」効果がその瞬間からなくなり、相手プレイヤーは山札がないことにより即座にその場でゲームに負けてしまうぞ!!
(《シャコガイル》はカードを引いて山札がからになるタイミングでしか負けを勝ちに置換えられない)

究極のシャコガイル対策

ぶっちゃけた話、あまり対策が存在しないシャコガイル。
しかし究極的には、

▼相手の準備が整うまでにぶっ倒す
▼S・トリガーがないことを祈る

という手段で乗り切ってしまえることもある。
デッキのタイプによっては上の対策は入れようにも入らないということも十分にありえるから、それであれば汎用的に効果がある「デッキの速度を高める」という方向で調整するのも手だね!

対策になりそうでならないカード

《伝説のレジェンド ドギラゴン》


このクリーチャーがバトルに勝った時、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝てない。
残念ながらこの「負けない、勝たせない」効果は次の自分のターンの初めで終了するから、この《伝説のレジェンド ドギラゴン》はシャコガイル対策には使えないよ。
時系列を追って説明するよ。
自分のターン
《伝説のレジェンド ドギラゴン》を召喚。
相手のクリーチャーに攻撃しバトルで勝利。
これで「自分は負けない、相手は勝てない」の効果をGET。
ターンエンド。

相手のターン
負けない勝てない効果はこのターン中有効。
九十九語などで一気に《シャコガイル》を複数体バトルゾーンにだし、そのままターンエンド。

自分の次のターン
負けない勝てない効果がこのターン初め、アンタップステップ前で消滅。
アンタップステップを行う。
「ターンのはじめに」能力の解決を行う。
シャコガイル、引きまくる、捨てまくる、ライブラリアウト、EXウィン。
上のようにこのクリーチャーの「負けない」効果が、肝心の負ける瞬間のちょっと前に終了しちゃうから役に立たないんだ!残念!!

《燃える革命 ドギラゴン》


革命2―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが2つ以下なら、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝たない。
この《燃える革命 ドギラゴン》も《伝説のレジェンド ドギラゴン》と完全に同じで、大事な時に「負けない」効果が終了しちゃっているぞ!

置換え効果を使うカード


《不敗のダイハード・リュウセイ》や《完全防御革命》などの「◯◯するかわりに◯◯する」といういわゆる「置換効果」はシャコガイルのエクストラウィンでは使えないぞ!
もう一度シャコガイルの能力を見てみよう!
■自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ。
上の赤文字の部分が置換効果だね。
そしてこれが《完全防御革命》の能力。
相手が、クリーチャーによる攻撃以外の方法でゲームに勝つ時、かわりに自分の手札にあるこのカードを捨ててもよい。
上の青文字の部分置換効果だね。

いきなり置換効果講座

いきなりだけどここで置換効果講座!
これは理解していないとゲームがメチャクチャになるから是非とも覚えよう!
デュエマの大原則のルールも含め、是非とも覚えてほしいルールだよ!

まず置換効果の大原則ルールを2つ!

1つ目の大原則

効果の処理中でも置換効果は割り込んで処理される

例えば1枚の呪文の効果で、
■相手の手札を全て捨てる。
■相手のクリーチャーを全て破壊する。
という2つの効果があった場合、これは上から順番に処理していくんだけど、

初めの「手札全捨て」の効果で、


《一なる部隊 イワシン》のようないわゆる「トリガー能力」が起動してもこれは、呪文の2つ目の効果「クリーチャー全破壊」の処理が全て終わるまで処理待ちの状態になって、全部が終わって初めて《イワシン》の能力が使えるようになるんだ。

けどこれが、


《夜露死苦 キャロル》のような置換効果の場合はちょっと処理が違う。
このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれる時、自分のマナゾーンに火と水の文明があれば、このクリーチャーを墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
青字で示した部分が置換効果に当たる記述。

この置換効果を処理する時は、先程の《イワシン》の用に呪文の処理が全て終わるのを待たず、このカードが捨てられた瞬間に置換効果を適用して手札に戻すようにするんだ。

この時に手札に戻った《キャロル》は呪文の「手札を全て捨てる」に従ってもう1度捨てなくていいからね!
(もう1度捨ててしまったら、また置換効果で手札に戻るよ!永久ループだよ!)
「全て捨てる」は詠唱した時点で手札にあったカードを全て捨てるって意味だね。

《ドギラゴールデン》の攻撃できない効果が、今いるクリーチャーにしか効果が適用されないのと似ているね!

2つ目の大原則

1つのイベントに対して置換効果は1つしか適用できない

上のシャコガイル&完全防御革命の例で行くと、

負ける時に先にシャコガイルの「置換効果(1つ目)」でライブラリアウト(※)による負けを勝ちに置き換えたから、その後に完全防御革命の「置換効果(2つ目)」で、相手の勝ちをなくす代わりにこのカードを捨てるという能力は使えず(2つ目の置換え効果だから)、そのままシャコガイル側が勝利してしまう。

※ライブラリアウト・・・山札にカードがなくなること。即座に敗北する。

ほぼ全ての処理はターンプレイヤーから順に処理するんだけど、この置換効果は例外だね。
上の場合だと、《完全防御革命》は相手が勝つ時にそれを置き換えするから、先に《シャコガイル》が負けを勝ちに置き換えるまで、そもそも置き換える対象である「相手が勝つ時」の状態にすらならない。

事象の文脈に沿って前後の齟齬が生じないように適切な順で置き換えを適用していくんだ。

ちなみに同一のイベントに複数の置換効果が発生した場合はターンプレイヤーが優先だよ。
こんなかんじ、


上の《時空の賢者ランブル》の覚醒後(裏面)の、《恐気の覚醒者ランブル・レクター》が持っている、
このクリーチャーがバトルする時、バトルするかわりにその相手クリーチャーを破壊する。
このバトル置換効果。

ターンプレイヤーの《恐気の覚醒者ランブル・レクター》と、非ターンプレイヤーの《恐気の覚醒者ランブル・レクター》とでバトルを行うと、ターンプレイヤー側の置換効果が優先されて結果、バトルは行われず非ターンプレイヤーの《ランブル・レクター》が破壊される。

また置き換え効果はちゃんとした記事にまとめるね!

最後に

ハッキリ行ってシャコガイルの対策はあまりない。
準備が整い次第、そのまま何も出来ず負かされる事がほとんどだ。
上の対策をいれても大会などではシャコガイルだけが対戦相手なわけではないから総合的に見てマイナスになる可能性も多分にある。
まぁ、出てきたらびっくりくらいに構えるのがいいのかもしれないねー、そだねー
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