カード解説

【今一度】卍 デ・スザーク 卍【ご確認を】

　

息子が《卍 デ・スザーク 卍》のルールを勘違いしていたので皆様も是非今一度ご確認を。

詳細

名前　：卍 デ・スザーク 卍（マンジは読まない）
タイプ：クリーチャー
文明　：闇
パワー：９０００
コスト：８
種族　：マスター・ドルスザク/マフィ・ギャング
■無月の門：自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■Ｗ・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
■このクリーチャーの下に4枚以上カードがあれば、相手のクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。

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「無月の門」でバトルゾーンに出すのは召喚扱いなの？

召喚扱いです。
ですので《異端流し オニカマス》にひっかかりません。
《洗脳センノー》にもひっかかりません。

「無月の門」って下にカードあるから進化クリーチャー？

いいえ、進化クリーチャーではありません。
下の４枚は進化元ではなく、無月の門を使う際に使った道具扱いです。（だから魔導具）
進化ではないので《卍 デ・スザーク 卍》は召喚酔いをします。

破壊やマナ送りなどでバトルゾーンから離れるとき、下の４枚のカードはどうなるの？

下のカードを含めて１体のクリーチャーとして扱うので、全て一緒に墓地、マナゾーン、シールド、山札などに移動します。

なおそのうち、マナゾーンに移動した場合は、全てバラバラの５枚のカードになり５マナ増え、シールドゾーンに移動した場合は同様に５枚バラバラにして、裏向きで新しい５つのシールドとして置かれます。
ただしシールドに関してはその送り込んだ能力によって、状態が変化することがあります。その点にご注意ください。

《トンギヌスの槍》などのカード指定除去で無月の門の上にいる《卍 デ・スザーク 卍》だけがどこかに移動したらどうなるの？

この場合は、下の４枚はバトルゾーンに維持できなくなり全て墓地に置かれます。
これは破壊ではありませんので、破壊された時の効果は使えません。

《トンギヌスの槍》などのカード指定除去で《卍 デ・スザーク 卍》の下にあるカードがだけがどこかに移動したらどうなるの？

《卍 デ・スザーク 卍》はそのまま残りますが、

■このクリーチャーの下に4枚以上カードがあれば、相手のクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。

この条件を満たさなくなるためタップインさせる常在型能力は直ちに失われます。

《テック団の波壊Go！》で「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」の効果を使われたらどうなるの？

《卍 デ・スザーク 卍》の下にある魔導具４枚のカードは、特性をすべて失いコスト０のカードとみなされるので全て手札に戻ります。

無月の門はいつ使えるの？

自分の魔導具をバトルゾーンに出した時のみです。
魔導具を出したときに必ず「無月の門」の宣言を行ってください。

「無月の門」が使える詳しい条件

１、魔導具を出した時に手札か墓地に《卍 デ・スザーク 卍》があること
２、「無月の門」を解決する時にバトルゾーンと墓地に魔導具が２体ずつあること
３、手札か墓地にあった《卍 デ・スザーク 卍》のカードがゾーン移動されていない

１と２ではタイミングが全く違うことに注意してください。

１、魔導具を出した時に手札か墓地に《卍 デ・スザーク 卍》があること

魔導具には《堕魔 ヴォガイガ》などの山札の上から指定枚数分だけ墓地に置くカードがありますが、その効果で墓地に置かれたカードの中に《卍 デ・スザーク 卍》があったとしても無月の門を使用することは出来ません。
「無月の門」の条件は「魔導具を出した時に手札か墓地に《卍 デ・スザーク 卍》があること」なので、《堕魔 ヴォガイガ》の墓地肥やし（※）能力で出てきた《卍 デ・スザーク 卍》は対象になりません。

あくまで魔導具を出した時点で手札か墓地に《卍 デ・スザーク 卍》があれば「無月の門」を宣言することが出来るという事を覚えておいてください。

※墓地肥やし・・・クリーチャーや呪文の能力で自ら墓地のカードを増やす効果、行為を指す

２、「無月の門」を解決する時にバトルゾーンと墓地に魔導具が２体ずつあること

これは１と似ているようで全く異なります。

上記１の解説で《堕魔 ヴォガイガ》の効果で墓地に置かれた《卍 デ・スザーク 卍》は無月の門を使えないといいましたが、「魔導具がバトルゾーン、墓地に各２体ずつ」の条件の方は《堕魔 ヴォガイガ》等の墓地肥やし能力で出てきたカードは対象に含むことが出来ます。

「無月の門」の宣言は魔導具を出した時に、手札か墓地に《卍 デ・スザーク 卍》があれば条件を満たしていなくても行うことが出来ます。

そして実際の解決は魔導具のＣＩＰ（※）解決後に行うことが出来るのでその時に条件を満たしていればＯＫです。

ＣＩＰ・・・出た時能力

３、手札か墓地にあった《卍 デ・スザーク 卍》のカードがゾーン移動されていない

魔導具を召喚した時に手札か墓地に《卍 デ・スザーク 卍》があった場合でも、魔導具のＣＩＰ効果などでそれらがゾーン移動を行った場合は、無月の門を使用することは出来ません。例えば手札に合った《卍 デ・スザーク 卍》を墓地に捨てた、墓地から回収した、などのケースです。

パターン例

パターン１

前提条件
《卍 デ・スザーク 卍》
　手札０体、墓地０体
魔導具
　バトルゾーンに１体、墓地に２体

この時《堕魔 ヴォガイガ》を出してバトルゾーンの魔導具を２体にし、墓地肥やし能力から《卍 デ・スザーク 卍》が出てきたので無月の門を宣言して使用した。

判定：無月の門は使えない

理由：魔導具を出したときに手札にも墓地にも《卍 デ・スザーク 卍》がなかったから

パターン２

前提条件
《卍 デ・スザーク 卍》
　手札０体、墓地１体
魔導具
　バトルゾーンに１体、墓地に０体

この時《堕魔 ヴォガイガ》を出してバトルゾーンの魔導具を２体にし、無月の門を宣言した。続けて《堕魔 ヴォガイガ》の墓地肥やし能力を使い、その中に魔導具２体が含まれていて墓地に魔導具２体の条件を満たしたので先に行った無月の門の宣言を解決した。

判定：無月の門は使える

理由：無月の門の宣言自体は手札か墓地に《卍 デ・スザーク 卍》があれば、魔導具を出したときに実現可能不可能問わず行うことが出来る。今回のケースでは《堕魔 ヴォガイガ》の墓地肥やし能力で条件を突破することが出来たので、結果として無月の門が成功した。

「無月の門」は魔導具を出したときにトリガーする能力

「無月の門」は常在型能力ではありません。
これはあくまで魔導具を出す事を契機とするトリガー型能力です。
ですので魔導具のＣＩＰと無月の門の解決は任意の順番で行うことが出来ます。

例）
・自分の手札に《卍 デ・スザーク 卍》
・バトルゾーンには自分の魔導具１体のみ
・墓地に魔導具２体

上記の状況で《堕魔 ドゥポイズ》を召喚し無月の門を宣言した場合、《堕魔 ドゥポイズ》のＣＩＰと無月の門が解決待ちになります。
この２つはトリガー型能力なので任意の順で解決することが可能。

解決待ち
「《堕魔 ドゥポイズ》このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを２体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを１体選び、破壊する。」
「《卍 デ・スザーク 卍》無月の門」

ここでは先に無月の門を解決。
バトルゾーンに初めからいた魔導具と今出した《堕魔 ドゥポイズ》、そして墓地の魔導具２体を使って無月の門を作りその上に手札から《卍 デ・スザーク 卍》を召喚。
《卍 デ・スザーク 卍》のＣＩＰがトリガーする。

解決待ち
「《堕魔 ドゥポイズ》このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを２体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを１体選び、破壊する。」
「《卍 デ・スザーク 卍》このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。」

解決済
「《卍 デ・スザーク 卍》無月の門」

次に解決待ちの《卍 デ・スザーク 卍》の効果を使用。
相手クリーチャーを１体破壊。

解決待ち
「《堕魔 ドゥポイズ》このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを２体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを１体選び、破壊する。」

解決済
「《卍 デ・スザーク 卍》無月の門」
「《卍 デ・スザーク 卍》このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。」

最後に《堕魔 ドゥポイズ》のＣＩＰを使って、自分の《卍 デ・スザーク 卍》を破壊した後（能力は「２体破壊する」のだが１体しかいないので１体だけ破壊する）、相手のクリーチャーを相手に選ばせて破壊する。

最後に

ちょっとややこしい裁定がいくつかあるこの《卍 デ・スザーク 卍》ですが、使いこなすとかなり面白いことが出来てくる１枚なので、これを機にデッキの構想だけでも考えてみるというのはいかがでしょうか？