解説:ニンジャ・ストライク

 

ニンジャ・ストライクとは

はじめに

デュエマはターン性のゲームなので、相手プレイヤーのターン中に自分が出来る事はあまり多くはありません。
その中でも相手プレイヤーのターンにプレイできる数少ない能力の一つがこのニンジャ・ストライクです。

ニンジャは突然に

ニンジャ・ストライクは相手の不意を衝く能力です。
疾風の如く飛び出してきて相手陣営を掻き乱し、一仕事終えると去って行くその姿はまさに忍者です。
この能力を持っているかどうかを確認するにはカードの能力の説明に「ニンジャ・ストライク」と書かれているかどうかで判断します。
この能力はクリーチャー専用で、能力を保持しているものは必ず種族に「シノビ」を持っています。

ニンジャ・ストライク?って何をする能力なの?

実はこの「ニンジャ・ストライク」はただ単にこの能力を持っているクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出すだけの能力です。
しかし特筆すべきはその召喚方法。手順がニンジャ・ストライクと他とで全く異なります。

ニンジャ・ストライクの使用方法

通常、クリーチャーを召喚するには自分のターンのメインステップにてマナコストを支払いバトルゾーンに出しますが、ニンジャ・ストライクの場合はメインステップではなく以下の2つのタイミングで「ニンジャ・ストライク宣言」をして召喚します。

【相手のターンの時】
相手のクリーチャーが攻撃宣言をした後から、こちらがブロック/攻撃曲げ/ガードマン宣言をするまでの間
【自分のターンの時】
自分のクリーチャーが相手クリーチャーにブロックされた時

この上記2つのポイントで「ニンジャ・ストライク」の宣言と共にシノビをバトルゾーンにコストを支払わずに手札から召喚することが出来ます。
(手札からしかニンジャ・ストライクは使うことが出来ません)

この攻撃されたりブロックした時にノーコストで突然飛んでくる奇襲性がニンジャ・ストライクの強さであり魅力となっています。

詳しいタイミングの説明になりますと実は中々にややこしいのでここでは割愛しますが、はじめは「攻撃された時」「ブロックされた時」にニンジャ・ストライクが使えると覚えていただいても問題はありません。

【解説:攻撃】
3番が相手ターン、5番が自分のターンのニンジャ・ストライクのタイミング及び他効果との処理優先度を記した詳細な解説になります

ニンジャはホントはタダじゃない?

 
ニンジャ・ストライクにはコストは要らないと言いましたが、それは半分正解で半分間違いです。
上の画像をご覧ください。
これは《光牙忍ハヤブサマル》のカードなのですが赤下線部に、

■ニンジャ・ストライク4

と書かれています。
実はこれは、このカードでニンジャ・ストライクをする為の条件になります。

《光牙忍ハヤブサマル》の場合は「ニンジャ・ストライク4」と最後の数字が4になっていますがこの数字が重要で、これは「マナゾーンにカードが4枚以上あると《光牙忍ハヤブサマル》はニンジャ・ストライクを使えますよ」という事を表します。
■ニンジャ・ストライク7(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが7枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
上記の様にニンジャ・ストライクの説明がしっかり書かれているカードもあるのですが、印字スペースを節約するためかしばしば説明文が省略されますので注意が必要です。

「ニンジャ・ストライク7」はマナゾーンにカードが7枚、「ニンジャ・ストライク1」だとマナゾーンにカードは1枚でOK。

ニンジャ・ストライクはよく使われるカードなので、しっかりと使い方を覚えておきたいですね。




ニンジャと言えば忍法

ニンジャ・ストライクを持ったシノビは必ずcip能力(※)を持っており、突然登場しその能力を発揮させ相手を攪乱させ陣営を乱し計算を狂わせることが出来ます。
その能力には相手クリーチャーをタップしたり、突然現れるブロッカーだったり、相手のカードを捨てさせたりなど各シノビにより様々です。

さぁ今から一気に攻めてやるぞ!と意気込んだ矢先にいきなりシノビが飛び出してきて「忍法!1体手札に帰れの術!」などとされたらたまったものではありません。

※cip能力・・・・・Come into Playの略、バトルゾーンに出た時の能力の事

ニンジャは1枚まで

相手クリーチャーの攻撃や自分のクリーチャーがブロックされた場合にニンジャ・ストライクを使用できることは先述した通りなのですが、この時、使用できるニンジャの枚数は1枚のみとなっています。
相手クリーチャー1回の攻撃に対して、2枚も3枚も出して一気にどうにかしてやろうということは出来ませんのでご注意ください。

しかし1回の攻撃で1枚という制限なので、その攻撃が終わり次のクリーチャーの攻撃となるとまた問題なく別のシノビのニンジャ・ストライクを使うことが出来ます。

これにてご免!

ニンジャ・ストライクで召喚したシノビ達には制限時間があります。
彼らの活動時間は「このターン限り」なのです。
ターンエンドの宣言と共に、そのターンにニンジャ・ストライクを使って召喚されたシノビがバトルゾーンにまだ残っている場合は、それを山札の一番下に置いて退場させなければなりません。
来ては去り、去ってはまた来るシノビの時間はとても目まぐるしいのです。

ニンジャ・ストライクを使わない

ニンジャ・ストライクを持っているシノビを、あえてそれを使わずに通常どおりメインステップで召喚してバトルゾーンに出すことも出来ます。
その場合は普通のクリーチャーとして扱いますし、上項のターン終了時に山札の下に戻される事もありません。

おすすめのシノビ教えて!

いくつかおススメのニンジャ・ストライクを持つシノビをご紹介いたします。
どれもこれもとても頼もしいお供になります。


《光牙忍ハヤブサマル》殿堂
ニンジャ・ストライク
登場時に自分のクリーチャーのどれかにブロッカーを付与します。
ブロッカー付与なのでほぼ防御専用です。
このクリーチャーに付けてもいいし、強大なパワーを持ったクリーチャーに付けると、相手からすれば全く想定外の大型クリーチャーにブロックされる結果になり大きく計算が狂います。
殿堂カードゆえ1枚しか入れられませんので、ここぞと言う時に使いましょう。


《光牙忍ライデン》
ニンジャ・ストライク
登場時に相手のクリーチャー1体をタップします。
これは攻撃時、防御時どちらにも使えます。
そして驚きのニンジャ・ストライク1ですので1ターン目から使っていくことが出来るのも魅力です。


《威牙の幻 ハンゾウ》殿堂
ニンジャ・ストライク
登場時に相手のクリーチャー1体のパワーをー6000します。
これは攻撃時にも使えますが、主に防御用です。
パワーをー6000となると結構な範囲のクリーチャーを破壊できますが、これも殿堂カードですので使うタイミングを見極める必要があります。
必要枚数は7とかなり重い部類。


《怒流牙 佐助の超人》
ニンジャ・ストライク
登場時にカードを1枚引き、そのあと手札を1枚捨て、さらに墓地からカード1枚をマナゾーンに置きます。
効果が何やらややこしいですがこれはノーコストで使えるマナブースターの1種です。
墓地に落ちてしまったカードをマナゾーンに埋めマナ加速するとともに、埋めたカードは自然や水文明なら比較的容易に回収することが可能です。


《怒流牙 サイゾウミスト》
ニンジャ・ストライク
登場時に墓地のカードを全て山札に戻し、シャッフル後山札の1番上を新しいシールドとして置けるという一石二鳥のような効果を持ちます。
これは防御時で使います。
これを出すとダイレクトアタックは新しくできたシールドにより当然止まりますし、山札が枯渇している場合は墓地から補充されライブラリアウトにより敗北を防ぎます。
必要枚数は7とかなり重いのですが、《光牙忍ハヤブサマル》等で止まらないブロックされないクリーチャーも新しいシールドで止められるうえに、シールドブレイクによりS・トリガーのへ期待と外れても手札拡充と全く無駄がありません。

最後に

ニンジャ・ストライクは使いこなせると相当に強力な能力です。
デュエルに突発性意外性を持ち込むこのカードの面白さは、自分が何を使っていくのかと同時に、相手が何を握っているのかを推測するというプレイングを生み出しています。

駆け引きこそがトレーディングカードゲームの醍醐味です。
是非この眷族達を使役して白熱のデュエルを楽しんでください。




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