【天然】君はキズナを知っているか?【記念物】

 

キズナって・・・?

はじめに

キズナとはデュエマ新1~4魔弾に登場した一部のクリーチャーが持つ能力です。
残念ながら双極篇でその姿を確認できず多くのキズナ愛好家が落胆しました。

そんな悲しみのキズナを、この記事で徹底解説します。




キズナは最高

キズナは強いの?

強いです。強すぎるのできっと双極篇からなくなったんだと思います。(大嘘)
ちなみに2ブロック環境では優秀な部類の能力です。(確信)

キズナは楽しい

最も大事なポイントです。
楽しいからキズナ、楽しくないキズナはキズナじゃない。
キズナがバトルゾーンに揃い動き出すと盤面がどんちゃん騒ぎをはじめます。
「♪あいつにブロッカーつけて♪」
「♪こいつは破壊無効♪」
「♪お猿のダブルでもういっぺん起動♪」

ジョーカーズはトモダチではない

ジョーカーズには1体もキズナ能力を保有するクリーチャーがいません。
これは背景ストーリー(全員仲良く=特定の誰かと結託しない)によるものと、ルールの煩雑さ、難解さからジョーカーズを使うキッズたちにはあまり適していないとの判断で投入されなかったのではないかと推測しています。

もっとも相手が使ってくるなら理解する必要があるのですが。

(主人公デッキにキズナがあればこの能力の生存ルートがまだ少しは見えただろうなぁ・・・)

そうなの、ちょっとややこしいの

覚えてしまえば簡単なのですが、はじめての人は戸惑うと思われます。
その原因としましてまずキズナには3つの種類があるということ、そしてそれぞれが微妙に効果や扱いが異なるということが挙げられます。

そしてもう一つ、何かしらの効果を付与するものが多いということ。
これが結構難敵で、その効果の付与は1度宣言したらあとはもう「その効果が切れるまで覚えて置かなければならない」わけで、どのクリーチャーに何を付けていたかお互いに齟齬なく把握しておくのは結構骨が折れます。

置き方に工夫を

Magic: the Gatheringのようにカードの上にカウンターを置いて付与した効果を識別するのが間違いもなく良いのですが、デュエマにはそういった慣習がありません。
ですので私はカードの置き場所と向きで識別するようにしています。
破壊されないものは上下逆さま、上段がブロッカー付与、下段が2回攻撃、のような感じで、お互いに覚えなくてもひと目で分かるように工夫しています。

※なおCSなどの公式戦ではこういった道具は一切使えません

これがキズナだ!

キズナは3種類あるのだよ

先述していますが、キズナ能力は3種類に分かれます。
下記の通りです。
  • キズナ
    キズナ界で上から3番目に位置する能力。結構便利。
  • キズナプラス
    キズナ界で上から2番目に位置する能力。結構不便。
  • キズナコンプ
    キズナ界の王。超絶有能。

キズナとキズナマーク

初めに混同されやすいこと。
キズナとキズナマークについて。


キズナ能力は上の画像のように、
「■キズナ」と「キズナマーク(杯に黒い星が乗っているみたいなマーク)」が常にセットで記述されていますが、このキズナとマーク部分は実は独立しておりつながっていません。

イメージとしては、上のキズナを発動して下のキズナマークを起動する、という感じになります。

キズナはきっかけ(トリガー)、マークは能力本体、そしてそれらそれぞれ独立した能力である、と覚えてください。

キズナ



キズナはそれを保持するクリーチャーがバトルゾーンに出た時に、このクリーチャーを含む自分のクリーチャーのキズナマークの能力をひとつを使うことが出来ます。
キズナで繋がるTOMODACHIの輪。
これこそキズナ。
自分どころか他人の能力も使うことが出来るのです。



例としてまして、
上の《バング“BNG”ドンゴ》を出した時にこの《マイト・アンティリティ》が既にバトルゾーンにいた場合は、《バング“BNG”ドンゴ》の「キズナ」で《バング“BNG”ドンゴ》自身の「自分の手札を捨て、その後、カードを3枚引く。」能力を起動してもいいですが、《マイト・アンティリティ》の「コスト4以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。」も使うことが出来るのです。

この時、《マイト・アンティリティ》の能力を発動させた場合、彼は「キズナプラス」能力者ですが、能力使用にあたって進化元カードを消費することはありませんし、進化元がなくても問題なく能力を使えます。

これは上項「キズナとキズナマーク」でも述べていますが、あくまで「キズナ」や「キズナプラス」などのトリガーと「キズナマーク」の能力はそれぞれ独立しており、今回の場合は《マイト・アンティリティ》のキズナマークの能力は使ったがキズナプラスは発動していないのでカードを消費することはないという扱いになります。

なお、キズナは強制ですので必ず使わなければなりません。

キズナプラス



キズナプラスはその能力を保有するクリーチャーが攻撃する際に発動する能力です。
ただしその発動にはもう1つ条件があります。

発動には攻撃時にキズナプラスの宣言とともに、キズナプラスクリーチャーの下にあるカード(進化元)を墓地に置くという操作を行わなければなりません。
ですのでキズナプラスクリーチャーは全てNEO進化クリーチャーなのです。
1度キズナプラスを使うと普通は進化元がなくなってしまいますのでもう1度能力を発動させることは出来なくなりますが、いくつかのカードに「クリーチャーの下に置く」能力を持つものがいますのでそれを使えばまた使えるようになります。



NEO進化として出したクリーチャーであれば、出たターンであってももちろん召喚酔いしていませんが、このキズナプラスを使って進化元がなくなってしまった場合は、その時点から急に「急に酔ってきた」のかいきなり召喚酔いになってしまいます。

これはNEO進化クリーチャーが進化扱いなのに対し、進化元がなくなればNEO進化は普通のクリーチャーになってしまうので、結果として普通のクリーチャーであれば当然出したターンは召喚酔いになり、これが進化元カードが無くなった瞬間から適用し、酔いが始まるというなんともまぁ、そういう裁定です。

「全然ダイジョビダイジョビ・・・・・オッエエェェェェェ!!」
です。

さて、本題のキズナプラス能力なのですがこれは発動すると、自分のキズナマークの能力と、自分以外のクリーチャーのキズナマークの能力をひとつ使うことが出来ます。

キズナプラスというだけあってキズナよりもずっと強力です。(消費も激しいですが)
2つのキズナが起動してTOMODACHIの輪がずっと拡がりました。

なお、この時2つの能力を使えるのですが、これは好きな順番で使うことが出来ます。
またキズナプラスは発動させてしまったら強制です。可能であれば必ず使わなければなりません。




キズナコンプ



This is KIZUNA!!!
これこそがキズナのキズナコンプです。
キズナコンプはそれを保持するクリーチャーの攻撃時に発動する能力で、自分自身を含む自分の全てのクリーチャーのキズナマークの能力を使うことが出来ます。

好きな数を使うことが出来るので、全て使ってもいいし、全く使わないこともできます、また「これ」と「これ」だけなどピックアップして発動させることも出来る柔軟性も強さの秘密になります。

繰り返しになりますが、キズナコンプで進化元のないキズナプラスクリーチャーのキズナマーク能力を使うことも出来ますし、使ったからと言ってそのキズナプラスクリーチャーの進化元を墓地に送る必要はありません。
あくまでマークの能力を使うだけ、と認識してください。

なおキズナコンプは、これを発動した時点でバトルゾーンにいるクリーチャーのみが対象になります。
キズナコンプの処理中に能力で後から出てきたクリーチャーにキズナマークがあったとしてもそのクリーチャーは対象外となり、能力は使うことが出来ません。

俺たちがキングだ!キズナコンプ5人衆!

この優秀すぎるキズナコンプ保持者。
実はたったの5体しかおりません。
新DMの主要種族5つにそれぞれ1体ずつとなっており、ここで全て紹介させていただきます。

光文明のメタリカ


《超越の使い 蒼転》は自分のクリーチャー1体に破壊耐性をつけることが出来ます。相手が火や闇だとまったく除去されなくなるので非常に強力。
また、ブロッカーや攻撃曲げを多数擁する光文明のそれらクリーチャーに破壊耐性を与えると突破できない壁を形成することが出来るのでオススメ。
特に攻撃曲げクリーチャーに対してキズナコンプから「破壊耐性」と「ブロッカー」を与えてやると、インスタント無限無敵ブロッカーを作れるのでとても強力。
相手によっては詰むことも。

水文明のムートピア


《偉大なる魔術師 コギリーザ》はトリックスター。
墓地からコスト7以下の呪文をタダで唱えます。相手の墓地も選択可能というのが最高です。
もちろんシナジー的に考えれば自分の墓地から唱えたほうが親和性の高いものが多いはずなので有利かと思われますが、相手の墓地再利用を妨害するという目的にも使うことが出来ます。
最高です。

闇文明のマフィ・ギャング


《アラン・クレマン》は生粋の闇能力。単に相手クリーチャー1体を破壊するというシンプルにして強烈な能力を持ちます。
攻撃トリガーで1体破壊。そりゃ強いですよ。
破壊手段を持たない光、自然、水など何にでも合います。

自然文明のグランセクト


《バードリアント》がキズナコンプの中でもっとも他文明と親和性がありません。
「山札の上2枚をみてその中の自然のパワー12000以上の進化でないクリーチャーをタダで出す」なんて自然単色というかグランセクトデッキにしか使えません。
ハイパワーグランセクトデッキに入れると凄まじい働きをしてくれます。

火文明のビートジョッキー


《ラッシュ“ATK”ワイルド》はキズナの権化。キズナ神と呼んでも差し支えないでしょう。
2連猿として有名な彼の真骨頂は他文明のキズナコンパーと揃ってバトルゾーンに降臨した時に真価が発揮されます。

彼の能力は「攻撃の終わりにアンタップする(1ターン1回まで)」という能力をクリーチャーに付与するもので、攻撃トリガーで起動するキズナコンプと滅法相性がよく、除去されない限りこのお猿さんで2回のキズナコンプを発動させることが出来るのです。

最後に

双極篇で消滅したキズナ・・・。
残念ですが仕方ありません。
ファンデッキ対決では十分面白い動きをしてくれる能力なので、余ったカードでひとつ、キズナ多色デッキを作ってみてはいかがでしょうか?

補足

キズナコンプは先に使うものを宣言する必要がありますか?【裁定】




Now Loading .....

0 件のコメント :

コメントを投稿