解説:攻撃曲げ

 

攻撃曲げとは

相手クリーチャーからの攻撃を防御する手段として有効な方法のひとつがこの攻撃曲げです。
特定のクリーチャーは相手が指定した攻撃目標を強制的に変更して、狙いをずらすことが出来ます。
類似能力に「ブロッカー」というものがあります。

【解説:ブロッカーとブロック】

どのクリーチャーが攻撃を曲げれるの?

(ブロッカーのようなマークがないので少しわかりにくい)
上の写真のテキストが書かれているカードが「攻撃曲げ」を行えるクリーチャーになります。
ブロッカーのように固有のマークは付いておらず文字情報のみです。
ぱっと見でわからないので、対戦時に光文明のメタリカが出てきた場合は注意が必要です。

どうやって攻撃を曲げるの?

相手クリーチャーが自分か自分のクリーチャーに攻撃を行った際に、攻撃曲げ能力を保有しているクリーチャーを「アンタップ」して攻撃先を強制的に変更します。
最重要ポイントは「アンタップ」です。
アンタップ状態ではこの能力を発動することは出来ません。

 
バトルゾーンに出たターンは基本的にアンタップ状態なのでこの能力をすぐに使うことは出来ません。
この能力を使う場合は、必ずタップ状態をアンタップして能力を行使します。

【解説:アンタップとタップ】

攻撃を曲げるってどこに曲げるの?

攻撃曲げの能力を使った場合、その攻撃先をどこに曲げるかは曲げた側が任意に決められます。
しかしどこにもで曲げれるわけではありません。
次の2つのうち、何れか条件を満たす所を攻撃曲げ先に選ぶことが出来ます。
1、攻撃を曲げたクリーチャー自身
2、自分のタップされているクリーチャー

 
補足ですが、《月の輝き 夢幻》は攻撃曲げを持っているのですが、恐らくこのクリーチャーだけは自分自身に攻撃を曲げることが出来ません。

ブロッカーより弱いんじゃないの?

バトルゾーンに出たターンに何らかの方法で対象クリーチャーをタップ状態にしないと、次の相手のターンに攻撃曲げ能力を使って防御に回ることが出来ません。
この1ターンのタイムラグが出してすぐに能力を行使できるブロッカーと比べ弱さや使いにくさを感じる点かもしれません。

攻撃曲げがブロッカーより有利な点

相手プレイヤーに攻撃できる
光文明を除き、多くのブロッカーは攻撃できません。
光文明の場合は相手クリーチャーには攻撃出来ますが、プレイヤーには攻撃できない制約を持っています。
しかし全ての攻撃曲げクリーチャーはそのような制約を持っていません。
好きな所に攻撃できるのです。

攻防一体である
攻撃曲げを行うにはタップ状態でなければならないのは先述の通りですが、そのタップ状態にする手っ取り早い方法は攻撃を行う事です。
攻撃を行いつつ防御の構えを取れるというのはブロッカーにはできない芸当です。

他のクリーチャーに受け流せる
ブロッカーは必ずそのブロッカー自身で攻撃を受け止めなければなりませんが、攻撃曲げは自分のタップしているクリーチャーであればどこにでも攻撃を曲げられます。
ですので高パワーのタップしているクリーチャーがいれば相手はむやみやたらと攻撃を仕掛けることが出来なくなるので大きな抑止力になるでしょう。

ブロッカー破壊にひっかからない
多くのクリーチャーや呪文に「ブロッカーを破壊する」という効果があります。
これはそのクリーチャーの強弱によらずブロッカー能力を持っているものであれば問答無用で破壊されてしまい大変厄介なのですが、攻撃曲げクリーチャーはブロッカーではないのでこの「ブロッカー破壊」の影響を受けません。

攻撃曲げがブロッカーより不利な点

攻撃しないと防御できない
攻防一体とは書きましたが、これは正確に表現すると「攻撃しないと防御できない」です。
攻撃を行いたくないのに無理して攻撃をしてしまい、不用意なシールドブレイクから相手に優勢に立たれてしまうことはままある事です。

召喚酔いのターン
召喚酔いのターンはNEO進化クリーチャーかスピードアタッカー付与などをしないと動けないのでやはり初動は遅くなります。
今まさに何とかしなければならない状況でその差は大きく、即効性のなさは大きな欠点となってしまうでしょう。



無限?攻撃曲げブロッカー!

いくつかのカードの中にはクリーチャーにブロッカー能力を付与するものがります。
実は攻撃曲げクリーチャーにブロッカーを付与すると「無限ブロッカー」と化すことが出来ます。

ブロックはアンタップ状態でなければできない能力なのに対し、攻撃曲げはタップ状態でなければ使えないという性質を生かし、

1、アンタップ状態
  ↓
2、タップしてブロック
  ↓
3、アンタップして攻撃曲げ
  ↓
 2と3を無限ループ

と、2と3をタップ・アンタップ状態を変えながらバトルに勝利する限り永久に守り続けることが出来ます。

クリーチャーにブロッカーを付与するカード


《至宝 オール・イエス》
装備するとブロッカー付与、パワー+4000、攻撃時にハンデス1枚という凄まじい能力を得ることが出来る。


《セイント・キャッスル》
自分の全てのクリーチャーにブロッカーを付与し、さらにパワー+1000される。


《Dの牢閣 メメント守神宮》
自分の全てのクリーチャーにブロッカーを付与する。S・トリガー付き。
相手のターン初めのドロー時にDスイッチを発動させると相手クリーチャーを全てタップする超絶能力を保有。

最後に

デュエマにおいて防御手段用意するのは大変重要です。
攻撃曲げを攻防一体のスタイルで使うのか、ブロッカーを付与して無限化して使うのか、色々な使い方が出来るこの攻撃曲げをデッキに導入するのは良いアイデアかもしれません。



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